BI プラットフォームが必要な理由と、その選び方について
BI プラットフォームを使うと、ユーザーはデータをデータベース、メール、ビデオ、調査回答などからインポートし、クリーニングおよび分析することができます。これらのデータ分析はモバイルまたはデスクトップ上でリアルタイムのビジネスインテリジェンスを提供するので、組織を改善させるインサイトに基づいた意思決定ができるようなります。BI プラットフォームでは、ユーザーがダッシュボードをカスタマイズでき、 データを驚くほど見やすく表示することができます。スコアカードを作成し、それらを 重要業績評価指標 (KPI) と比較することも可能です。
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なぜ組織に BI プラットフォームが必要か
変化の激しい昨今のビジネスの世界で成功するには、組織がデータに基づいて意思決定し、データを重要視する社内文化の醸成が必須です。それを実現するために、リーダーたちには誰もがデータを見て理解できるようなモダン BI プラットフォームが必要です。 BI プラットフォームは、単なるビジネス分析ソフトウェアパッケージ以上のものです。自社データへのアクセスと分析を容易にすることで、組織の BI 戦略をサポートします。簡易な分析プラットフォームもデータのインポート、クリーニング、分析そして予測をしますが、BI プラットフォームはさらにパワフルかつ柔軟で、BI 戦略の成長に合わせて適応します。
BI プラットフォームの実用例
BI ソフトウェアの実際の使用例をご紹介します。あなたの組織にどう役立てられるかを見てみましょう。
- サプライの経年変化をビジュアル化する
- 売上と利益を予測する
- マーケティングキャンペーンの結果を分析する
- レポートを自動で作成する
- ステークホルダーにレポートを自動配信する
- 売上と在庫をほぼリアルタイムでビジュアル化する
- クラウドベースの第三者プラットフォーム (AWS や Microsoft Azure など) と統合する
- 内部または外部使用に合わせ、ダッシュボードをカスタムソリューションに埋め込む
BI プラットフォームの共通機能
多くのオープンソース BI プラットフォームが市場に出回っており、ユーザーエクスペリエンスや機能も様々です。しかし、提供されている機能は通常、以下の通りです。
- カスタマイズ可能なダッシュボード
- データビジュアライゼーション
- セキュリティ仕様の備わったレポートのスケジューリング
- データ品質管理と IT 部門の監視
- ビデオやソーシャルメディアプラットフォームなどのデータから新しいインサイトを発見する自然言語処理
- より高速なデータマイニング機能
- KPI に照らしたパフォーマンス追跡
エンタープライズ対応のプラットフォームなら、ガバナンスやセキュリティを犠牲にすることなく、ビジネスのアジャイル性を実現することができます。ここでは、モダン BI を評価する上で検討すべき 5 つのポイントをご紹介します。
動的なダッシュボード
BI プラットフォームに最も求められる機能は、 ダッシュボードの作成およびカスタマイズ機能です。ユーザーは、モジュール、グラフ、チャートなどをほぼリアルタイムで更新できます。ダッシュボードは、別に内部プラットフォームで公開することも可能です。 セルフサービス機能を備えたプラットフォームを選びましょう。そうすれば、誰もがデータにアクセスして自分で分析ができ、組織内に分析する風土が醸成されやすくなるからです。
あなたの BI 戦略を発展させる力
どれほど強力な BI レポート作成プラットフォームでも、使用したいデータに簡単に接続できなければ、役に立ちません。データがどこにあっても、最適化されたネイティブな接続が可能で、迅速な分析ができるのが、最適な分析プラットフォームです。プラットフォームは、データをダウンロードすることなく、ライブアクセスと分析を可能にするべきものです。ユーザー側でコーディングする必要が全くないか、あるいは最小限であり、データベースで素早くクエリを実行する機能が備わっているべきです。 また、クラウドであろうと、ローカルサーバーであろうと、ホスティング型オフサイトであろうと、分析を展開する場所を選べる BI プラットフォームであるべきです。何かを変更したり、別の製品を購入したりなど、お使いのデータインフラを損なうことなく、既存のデータ戦略とシームレスに統合できることも求められます。会社のポータルやその他のエンタープライズアプリケーションにも簡単に組み込むことができ、ユーザーが必要な場所で利用できることも必要です。こうした柔軟性は、BI プログラムを検討し、BI プラットフォームを選ぶ際に、最も重要な要素です。柔軟性に欠けるツールは、総所有コストを上昇させます。
隠れた総所有コストがないこと
オープンソース BI ツールは、カスタマイズしやすい場合がほとんどです。小規模な組織をはじめとする多くの組織が、データマイニングやアドホックのレポート作成などのニーズに対応できるオープンソースのソフトウェアに移行しています。ただし、プラットフォームを評価する際には、総所有コスト (TCO) を考慮します。価格だけで意思決定をせず、総合的な観点から比較をしましょう。「無料」のプラットフォームであっても、現在だけでなく将来にわたって自社環境で利用していくために必要となる、その他の付加的コンポーネントを追加してください。 無料ツールは、結果的に総コストを肥大化させることにもなります。無料のツールでエンタープライズレベルの要件を満たすためには、より多くの製品、人材、インフラストラクチャが必要になることが少なくありません。オープンソースソフトウェアの使用法を学べるオンラインリソースもありますが、これらは自分の組織特有のニーズに合わせたプラットフォームの使用法を教えてはくれません。すなわち、例えカスタマイズできたとしても、オープンソースソリューションでは会社の規模に合わせて柔軟に変更できないかもしれません。それに対して、プレミアムな BI ツールはリソースやサポートが充実しており、組織の規模に応じて統合することができます。
データの安全性を確保しながら、ユーザーにパワーを与える
組織にとって適切なプラットフォームを選ぶと、スキルレベルに関係なく、誰もがデータについて語ることができ、インサイトを活用するようになります。誰もがデータに基づいてビジネス上の意思決定をするようになるため、組織内でデータ重視の風土が醸成されやすくなります。 データの価値を最大限に高めるために、 管理されたセルフサービス分析 を、規模に応じて展開する必要があります。ビジネスユーザーにとって使いやすく、IT 部門が信頼できるツールであることが、組織全体にとって有益な分析ツールに必要な条件です。 適切な BI ソフトウェアを選ぶと、組織は IT 部門が実現可能にしビジネス部門が主導する、分析のアプローチが可能になります。IT 部門は、ビジネスのアジャイル性やイノベーションを阻害することなく、データを保護し、データの完全性を保証する、セキュリティとガバナンスに優れた環境を構築できます。
適切な選択
これまで、あなたは BI プラットフォームを選ぶ上での優先事項と、自社でプラットフォームをどのように活用できるかについて検討してきました。次に、適切な BI プラットフォームを選ぶためのお勧めをご紹介します。
BI の成功のため、信頼できるパートナーを選ぶ
BI プラットフォームを評価する際、データに基づいてユーザーが意思決定できるようにすることを中核ミッションとして抱えている企業を選ぶようにしましょう。その会社は、その分析プラットフォームの研究開発に十分な時間をかけているでしょうか。その会社の歴史を見て、今後も革新を継続できると予想できますか。導入がスムーズに進むように、ユーザーエクスペリエンスを優先していますか。 他のユーザーの声を参考にしましょう。他のユーザーの情熱や熱意を見れば、その製品が彼らに成功をもたらしたかどうかがわかります。組織内の人たちに、どのようにプラットフォームを使ってもらったかを知り、あなたの組織でもそれを応用して成功につなげましょう。
ユーザーのニーズに対応できる革新的なプラットフォームを選ぶ
BI プラットフォーム は最新技術を適応し、ユーザー側のイノベーションに対応できるものでなくてはなりません。会社の規模拡大に対応できるプラットフォームを選びましょう。ビジネスの世界は常に進化していることを Tableau は理解しています。ですから、BI 分野で次にくるトレンドに注視し、BI ユーザーに情報を提供しています。組織にとって適切なプラットフォームとは、柔軟で、使いやすく、ユーザーがビジネス上の目標に到達できることを支援するものです。モダン BI プラットフォームの詳しい評価の仕方については、Tableau のウェビナーまたはホワイトペーパーをご参照ください。