Tableau Viz デザインワークショップ
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Viz デザインワークショップとは
Tableau Viz デザインワークショップは、Tableau ユーザーが共にビジュアライゼーションのベストプラクティスについて学び、それらを自分たちのダッシュボードに実装するためのインタラクティブなコラボレーションワークショップです。
対象者
Viz デザインワークショップは、5 ~ 30 人のグループに最適ですが、ワークショップの進行と運営をサポートする「Tableau プロ」が何人いるかによって変わってきます。すべてのレベルのユーザーが対象ですが、少なくとも Tableau の使用方法について基本的な知識を持っていることが推奨されます。
対象トピック
Viz デザインワークショップは、チャートタイプ、ダッシュボードフロー、色、タイトル、ツールヒントなど、ビジュアル分析のさまざまなベストプラクティスをカバーします。
Viz デザインワークショップを行う理由
このワークショップを行うと、楽しくインタラクティブな方法で、社内のユーザーがビジュアル分析のベストプラクティスを習得して使用することができるようになります。また、社内の全部門の Tableau ロックスターの特定に役立ちます。このワークショップでは、参加したい人なら誰でも気軽に参加して楽しむことができる環境を提供します。
ワークショップの準備
ワークショップリーダー
- 参加者がワークブックのバックアップをとっていることを確認する
- ダッシュボードでどのような質問に対する回答を得たいのかを参加者に決めさせる
- 作品を共有してくれる参加者に配るための Tableau の記念品または一般的な記念品を多数用意する (どのようなものにするかについては Tableau ギアストアを参考にしてください)
- Tableau エキスパートをワークショップの参加者 4 ~ 5 人あたり 1 人配置する
- 円卓とプロジェクターのある部屋を探し、参加者と Tableau エキスパート全員分の椅子を確保する
参加者
- 改善したいダッシュボードを選択し、簡単に見つけられる場所に保存する
- そのダッシュボードで回答を得たい質問を決める
- コツやヒントをすぐに書き留められるように、ペンと紙を用意してワークショップに参加する
ワークショップの実施
Viz デザインワークショップを実施するのは誰でしょうか。それはあなたです! Viz デザインワークショップは、Tableau スキルに自信のある社内の人だけで開催することができます。
Viz デザインワークショップの詳細手順:
1.緊張をほぐす
隣の人の絵を 2 分間描くように参加者に伝えます。そして描く人を交代し、描いたものを共有します。このアクティビティのポイントは、特に相互評価をする場合、大人は落ち着かないものであるというのを示すことです。このワークショップは、参加者がその結果を進んで共有し、相互評価やフィードバックを受け入れようとする場合に最も効果が上がります。
2.チャートタイプとダッシュボードフロー
適切なチャートタイプを選択する方法について 5 ~ 10 分かけて説明し、その後、良いダッシュボードフローについてさらに 5 ~ 10 分使って説明します。参加者に 20 分与えて、自分のダッシュボードに変更を加えてもらいます (良い雰囲気を作るのに最適なタイミングです。会場内を歩きながらフィードバックを提供したり、質問に答えたりしましょう)。変更作業後、 5 分程度で参加者に変更点について見せるか話してもらいます。良い質問の例: どのような変更を行いましたか‽ 何を学びましたか‽
重要: 参加者がダッシュボードに変更を加え始める前に、元のバージョンのコピーを保存していることを確認します。変更前後のダッシュボードを比較できるようにするためです。
3.色、テスト、ツールヒント
Tableau での色に関するセオリーについて 5 ~ 10 分かけて説明し、その後、Tableau でのテキストについてさらに 5 ~ 10 分使って説明します。また、ツールヒントのベストプラクティスについて簡単に説明します。参加者に 25 分の作業時間を与えて、これらの点に関する変更を自分のダッシュボードに加えてもらいます (ここでも良い雰囲気を作るようにしましょう)。
4.共有して話す
重要なのは、参加者がワークショップ中に行った優れた作業について、褒められたりフィードバックを受けたりすることです。15 分間使って、参加者に全員の前で、変更前と後のダッシュボードを共有してもらいます。作品を共有してくれた参加者に記念品を授与しましょう。誰もが喜んでくれるはずです。
5.まとめ
ビジュアル分析スキルをさらに高めるための次のステップを紹介し、今回は学習の最初の一歩に過ぎないことに触れて、このワークショップのまとめとします。
関連資料の PowerPoint ファイルをダウンロードできます。プレゼンター用メモ付きで、スライドは抜粋して使用可能です。
ヒントとコツ
プレゼンテーション時間を最小限にする
Viz デザインワークショップはトレーニングではありません。時間の大部分は参加者の実習作業に割り当てます。プレゼンテーションに時間を割くのではなく、できるだけ実習作業の時間を長く取るようにしましょう。
良い雰囲気を作る
リーダーとして、作業時間中は会場内を歩き回って質問に答えたり、全員の前で作品を共有してくれる参加者を見つけたりするように心がけます。また、作業時間中に会場内を歩きながらサポートしてくれる社内の Tableau エキスパートを見つけておくと助かります。参加者 4 ~ 5 人につき Tableau キスパートが 1 人いるとよいでしょう。会場内を歩きながら、ワークショップの「共有して話す」のパートで作品を共有してくれるかどうかを参加者に尋ねてください。
ヒント
- ワークショップは必ず対面で行うようにします。
- 本筋から逸れないようにします。別のトピックや関係のないトピックに関する会話に引き込まれないようにしましょう。複数の Tableau エキスパートに来てもらい、会場内で参加者をサポートしてもらいます。
- 丸テーブルがコラボレーションに役立ちます (可能な場合は、各テーブルに Tableau エキスパート 1 名を配置します)。
- Tableau エキスパートには Tableau T シャツを着てもらい、誰がエキスパートか簡単に分かるようにします。
- 登録ページ - ワークショップが大規模になりすぎないようにするために、参加者は 30 人で締め切るようにします。また、参加者のバックグラウンドを把握するために、登録時に現在の Tableau スキルレベルを参加者に記入してもらうようにします。
- さまざまなワークブックにより、各事業部が Tableau をどのように使用しているかが分かるため、同僚とは異なるワークブックを持ち寄るよう参加者に伝えます。
- 可能な場合はエグゼクティブに来てもらうことで、社内でどのように Tableau が使用されているかを見てもらうことができます。
- 社内サーバーに変更前と後の Viz を投稿してもらいます。そうすることで優れた作品を社内で共有できます。
参加者の次のステップ
参加者がビジュアル分析スキルをさらに高められるように、以下の次のステップを提示します。
- The Big Book of Dashboards
- ビジュアルレポートと分析: 見ることは知ること (ホワイトペーパー)
- 視覚的分析のベストプラクティス: ガイドブック (ホワイトペーパー)
- データのストーリーテリング: 数値により人々への影響を共有できるビジュアライゼーション (ホワイトペーパー)
- Beautiful Evidence – Edward Tufte
- Information Dashboard Design – Stephen Few
- Information Visualization – Colin Ware
公式トレーニングを受講: ビジュアル分析。これはビジュアル分析クラスのプレビューです。
参加: Tableau Conference
取得: Tableau 認定資格
コミュニティツールキット
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