Viewer が使える「データに聞く」機能
Viewer も利用できるように「データに聞く」機能を拡張しました。つまり、Tableau のライセンスがあれば誰でも「データに聞く」機能を利用できます。また、ビジネスユーザー向けに自然言語機能を全面的に見直し、新しいダッシュボードボタンを使ったダッシュボードへのシームレスな統合などが行われました。さらに、新しいコンテンツタイプの「データに聞く」レンズを使うと、列や値の同義語や推奨する質問を設定してデータを手軽に整備できるため、既存のパブリッシュ済みデータソースの活用がさらに進みます。
インタラクティブなデモを開始『データに聞く』機能を使うと、ベテランのアナリストと幅広い一般ビジネスユーザーの間にあるギャップが埋まり、誰でもデータに接続して探索できるようになる可能性が生まれます。Tableau の最新の高速自然言語処理テクノロジーを活用することで、社員はこれまで以上にすばやくインサイトを取得しています。また「データの説明を見る」機能により、データトレンドを確認できるだけでなく、それらを促進している要因を簡単に特定し、理解することができます。
Viewer が使える「データの説明を見る」機能
さらに多くのユーザーが「データの説明を見る」機能を利用できるようになり、ユーザーインターフェイスも刷新され、掘り下げた探索や幅広いビジネスユーザーのために最適化されました。Viewer も利用できるようになった「データの説明を見る」機能により、誰もがデータの探索と操作を簡単に行えます。マークを選択して「データの説明を見る」機能を実行すると、Tableau は統計モデルに基づいて、そのマークに対して考えられる説明を提示します。「データの説明を見る」機能はデータをより掘り下げて探求するための出発点を提供し、より適切な質問をするのに役立ちます。
「データの説明を見る」機能の詳細情報コレクション
分析に必要なデータが、これまでより簡単に探せるようになりました。コレクションは、Tableau Cloud や Server のサイトからコンテンツを収集し、ユーザーの使い方に合わせて整理するための新しい方法です。コレクションには、いろいろなプロジェクトやワークブックからアイテムを集められるため、ストレージやリソースを追加しなくても、さまざまなコンテキストのコンテンツを再利用できるようになります。また、新規ユーザーのオンボーディング用に整備されたリソースや、ベストプラクティスを示すダッシュボードをはじめとしたセンターオブエクセレンスのコレクションなど、重要なトピックに関するコンテンツを整理、共有するのも簡単です。
すべての機能
ビューアー用「データに聞く」
ビューアーが「 データに聞く」を利用できるようになりました。これで、Tableau ライセンスを持っている人なら誰でも「データに聞く」を使用できます。新しいダッシュボードボタンを使用したダッシュボードへのシームレスな統合など、ビジネスユーザー向けに完全に再定義された自然な言語での操作が実現されます。さらに、新しいコンテンツタイプである「データに聞く」Lenses を使用すると、列と値の同義語の定義と提案された質問を使用してデータを簡単にキュレートできるため、既存の公開データソースをより有効に活用できます。
ビューアー用 Explain Data
Explain Data の対象範囲を拡大し、より深い調査とより幅広いビジネスオーディエンスによる利用を可能にするため、ユーザーインターフェイスを最適化しました。ビューアー用 Explain Data を使用すると、誰でも簡単にデータを探索して操作できます。マークを選択して Explain Data を実行すると、Tableau は統計モデルに基づいてそのマークの説明を提供します。Explain Data は、データをより深く探索し、より良い質問をするのに役立つ出発点となります。
コレクション
分析に必要なデータが、これまでより簡単に探せるようになります。コレクションは、Tableau Online や Server のサイトからコンテンツを収集し、ユーザーの使い方に合わせて整理するための新しい方法です。コレクションには、いろいろなプロジェクトやワークブックからアイテムを集められるため、ストレージやリソースを追加しなくても、さまざまなコンテキストのコンテンツを再利用できるようになります。また、新規ユーザーのオンボーディング用に整備されたリソースや、ベストプラクティスを示すダッシュボードをはじめとしたセンターオブエクセレンスのコレクションなど、重要なトピックに関するコンテンツを整理、共有するのも簡単です。
Web 作成時の Desktop 接続
Web 作成環境の一貫性が高まり、より柔軟になりました。Creator はボタンをワンクリックするだけで、Web 作成環境から Tableau Desktop へシームレスに移行できます。Web 作成環境でワークフローを始めて、分析のどの段階でも Desktop に移行することができ、ワークブックをダウンロードする必要もありません。作業が終わったら、Tableau Online か Server に保存するだけで最新の変更がコンテンツに反映されるので、組織のほかのユーザーとも共有できます。
容易になった Salesforce データの接続
Salesforce のログイン情報で、Tableau Online アカウントにログインできるようになりました。また、新たに追加された統合タブを使うと、Sales Cloud や Service Cloud 上のデータに簡単にアクセスして分析できます。データを常に最新状態に保つ、あらかじめ用意されたワークブックならすべてが簡単です。
ネイティブ Intelligence コネクタ
Intelligence コネクタは、Tableau Desktop、Prep、Server、および Online のネイティブですぐに使えるようになりました。インテリジェンス統合は、Tableau をインテリジェンスに接続し、Tableau で整合されたインテリジェンスレポートを簡単に利用できるようにします。
地図上の面積計算
面積の空間計算機能を使うと、マップで選択した四角形の面積を計算でき、単位も指定することが可能です。パワフルな空間データ結合機能と組み合わせると、位置に関する質問の答えがこれまでより簡単に引き出せるようになります。たとえば、マップで選択した複数の公園の合計面積をエーカー換算で簡単に計算できます。またビジネスでは、この機能を使って人口密度を計算し、出店する場所の判断に利用してもいいでしょう。
マップレイヤーのコントロール
マップを持つワークシートやダッシュボードを表示しているとき、ワークブックを編集しなくても、マークレイヤーの表示とインタラクティブ機能を自由にコントロールできるようになりました。作成者がこのコントロール機能をオンにした場合、ユーザーは新しい切り替え設定を使うだけで、場所に関する質問や分析の答えを引き出すのに最も向いたマップビューにカスタマイズすることができます。
コンテナーの Tableau Server
コンテナーは可用性の向上、フェールオーバーのシナリオへの対応、大規模な導入の調整、インフラストラクチャの共有という特徴を持ち、急速に企業にとっての標準的なクラウド活用手段となりつつあります。この導入オプションでは、お客様が Linux 版 Tableau Server を単一のコンテナーで稼働できるようになるため、本番環境や開発環境の導入がこれまでより簡単かつ迅速になるうえ、費用対効果も高くなる可能性があります。
Google BigQuery への書き込み
2021.2 では Tableau Prep の出力機能が拡張され、Google BigQuery にも対応します。すでに対応済みのデータベースの概要は、 こちらでご覧ください。この新機能を使うとフローを実行するたびに、フローでクリーニング、準備されたデータを Google BigQuery に追加することも、Google BigQuery の既存のデータを更新することもできます。
Tableau ID + MFA
Tableau Online のお客様向けに、サイトに MFA (多要素認証) を導入できる Tableau ID + MFA の機能が登場します。MFA は、ログインのセキュリティを強化するための最も簡単で効果的なツールの 1 つであり、セキュリティ上の脅威からビジネスとデータを保護します。
管理者インサイトの新しいデータソース
管理者インサイトに、「Groups」 (グループ) と「Site Content」 (サイトコンテンツ) という 2 つのデータソースが新たに登場します。サイト管理者が、コンテンツガバナンスやグループメンバーシップをモニタリングするのに役立ちます。
Web 作成機能の向上
書式設定オプションの拡張
Web でワークシートの背景、タイトル、キャプションの書式を設定して、ダッシュボードをさらにカスタマイズすることができます。
パラメーターアクションとセットアクション
Web 作成時に、パラメーターアクションやセットアクションを作成できます。
フィルターオプションの拡張
不連続フィルターで上位 N や条件を設定、編集して、データソースやシート上のフィルターでさらに高度なフィルタリングを行えるようになりました。
サイトごとのマルチ分析拡張
サイトごとのマルチ分析拡張機能を使用すると、組織は Tableau Server または Tableau Online サイトごとに複数の分析拡張機能を使用できます。チームは、Python および R、複数の異なる TabPy サーバー、または Einstein Discovery と TabPy からの高度な分析と予測を、すべて同じ環境のビジュアライゼーションで使用できるようになりました。管理者は [サイトの設定] ページで複数の接続を構成でき、接続は Web 作成または公開時にブックレベルで追加されるようになりました。
Hyper API や REST API を使用してデータ鮮度を向上
データ鮮度を維持するさまざまなテクノロジーを使って、従来よりはるかに効率良く Tableau を接続するソリューションを作成しましょう。また、そのテクノロジーは運用モニタリングや分析のシナリオでも利用できます。Tableau Server や Online で、REST API か Hyper API を使って抽出ファイルに更新データをプッシュできるため、柔軟性や効率性が高まり、最終的にはデータ鮮度の向上につながります。
コネクタ SDK による OAuth と OpenID Connect のサポート
ネイティブな OAuth サービスとコネクタ SDK が拡張され、お客様の提供する OAuth 設定が利用できるようになります。
フィールドの説明の編集
表の列の説明を編集する場合と同じように、パブリッシュされたデータソースでフィールドの説明が編集できるようになりました。データソースをいつもパブリッシュし直さなくても、フィールド名と編集ボタンをクリックするだけで、説明の追加、変更、削除を行えます。
Prep の Web 作成や Prep Conductor での一括スコアリング
Einstein Discovery の機械学習予測 (スコアリング) を、Tableau Prep の Web 作成や Tableau Prep Conductor のデータセットに直接書き込めます。この統合により、予測や改善の主な要因の書き込みなど、データの一括スコアリングが可能になります。
Prep の Web 作成や Prep Builder での名前の一括変更
Prep の Web 作成や Prep Builder で名前の一括変更機能を使うと、それぞれのフィールド名を個々に変更するのではなく、複数フィールドの名前を一度に変更することができます。フィールド名の最初にあるプレフィックスの追加/削除/変更、フィールド名の最後にあるサフィックスの追加/削除/変更のほか、パターンマッチングでフィールド名内の「検索と置換」も行えます。
SAP HANA のパフォーマンス向上
HANA バインド変数が既定でサポートされるようになりました。バインド変数を使うと、複数ノードの HANA 環境で HANA が正確にルーティングできるようになるほか、あらゆる HANA 環境でキャッシュの再利用を設定することもできます。さらに、JDBC 経由で接続する場合に、HANA のバインド変数機能を Tableau が最大限に活用できます。
Intune 用 Tableau Mobile (Android)
組織のデータの表示、分析、活用をすばやくセキュアに行える、Intune 用 Tableau Mobile アプリが新たに登場しました。この新しいアプリは、これまでより高速かつ直感的な新しいデザインになっています。また、Tableau Server や Tableau Online と同じような操作で検索や参照ができるように改良されているほか、すばやく読み込むことができ、豊富な情報量とインタラクティブ性をビジュアライゼーションにもたらす、オフライン機能も強化されています。
Tableau クイックスタート用 Amazon SageMaker
Tableau クイックスタート用 Amazon SageMaker は、すでに機械学習に投資している組織に、セルフサービス分析を介して ML を誰とでも通信および共有するためのユニークな機会を提供します。数回クリックするだけで、Amazon SageMaker で構築されたモデルをお気に入りの Tableau ダッシュボード内で直接使用して、ML の予測力を最大限に活用できるようになりました。
Tableau Desktop の継承された説明
Tableau のカタログでは、継承された説明を Tableau Desktop 内で確認できるようになりました。フィールドやフィールドの説明が、パブリッシュされたデータソースまたはワークブックのフィールドやフィールドから上流に存在する場合は、説明が継承される場所に関する情報が Tableau Desktop に表示されます。
Tableau のリリースについて