Seagate 社では、サプライチェーン、業務、在庫、人事、財務などいくつかの部門で Tableau を活用しています。
業務チームは、Tableau を使って製造工程を評価し、成功度の評価を行っています。また同チームでは、過去の傾向の分析や将来の計画策定も簡単に行えるようになりました。
ビジネス分析部門シニアマネージャーの Eunice Lim 氏は、数百万のデータポイントを持った Seagate 社の在庫ダッシュボードについて語っています。そのダッシュボードには、倉庫に入庫する製品のデータが収められており、在庫の追跡とミスの低減に役立っています。
Tableau: Seagate 社では、Tableau を使ってどのような種類のデータを分析しているのですか?
Eunice Lim 氏、ビジネス分析部門シニアマネージャー: 当社では財務から品質までさまざまなデータを見て、歩留まり分析や故障分析を行っています。
当社はストレージのビジネスを展開しており、ドライブやシステムを扱っています。つまり、サプライチェーンに関わるすべてのデータということです。品質管理、在庫、人事、財務などあらゆる部門のあらゆるデータです。
プロセスを確認し、製造業なので、作業やものの流れを調べています。工程間でどれほど円滑に、どのくらいの時間でものが流れるのかを分析します。
そして、測定可能で数値化できるものはすべて分析します。数値の測定を改善して目標を達成し、さらに良い結果を出したいと考えています。
Tableau: Seagate 社がそうした目標を達成するうえで役立っている、ダッシュボードの例を挙げていただけますか?
Lim 氏: 過去や現在の傾向の追跡で、Tableau が役に立っています。そして将来の予測でも、「今のやり方を続ければこの方向に進むかもしれない、その傾向を促進または抑制するにはどうしたらいいだろう?」と考えることができます。
当社では、在庫のダッシュボードを使っています。この在庫ダッシュボードでは、製品の情報とすべての拠点の情報を確認できます。倉庫に入っていて製造工程で使用される前の材料や供給品などです。
3,000 万項目で、30,000 行に及びます。そのうえ、在庫は変わり続けています。在庫状況は分刻みで常に変化します。
その情報を在庫ダッシュボードでまとめられるようになりました。そして、当然のことですが、在庫とはお金が留まっているということです。何も売れず材料が転がっているだけで、何も行われなければ、資金が動くことはなく収益は上がりません。
Tableau: Tableau を導入していなかったら、どのような状態になっていたと思いますか?
Lim 氏: Tableau を導入していなければ Excel を使い続けていたでしょう。今でもデータを煩わしく思っていたことでしょう。データが日々の業務にどれほど役立つかという大きな視点を持つことはできていなかったと思います。
Tableau のビジュアライゼーションのおかげで Tableau の画面で色や棒グラフ、さらに数値を見ようという気になります。そのような形でデータを見るのは楽しいからです。