企業全体の 900 人以上の従業員が利用できるセルフサービス分析を高速化
レポート作成におけるメンテナンスの負担を実質労力ゼロまで軽減
必要なスキルのないコミュニティでもさらにハイレベルなデータに基づく意思決定を可能に
レイク郡保険局およびコミュニティ健康センターは、イリノイ州シカゴ郊外に位置し、州の中で 3 番目に人口の多い郡であるレイク郡の 70 万人以上の住民にサービスを提供する法定公的医療機関兼医療サービスプロバイダーです。同保険局は 2017 年に Tableau Cloud の実装を始めましたが、主にデータ制限により導入が遅れていました。患者データやコミュニティイベント、さらに健康情報や感染症まですべてを 20 を超える異なるデータソースと 36 の異なるアプリケーションを使用して追跡していたため、組織を前進させる戦略的および戦術的な意思決定に必要なデータへのアクセスに苦労していました。
そこで、分析を一元化し、セルフサービス分析を推進して、すべての従業員が十分な量の関連データによって情報に基づいた意思決定を行い、組織の改善に役立つ可視化されたレポートを管理できるようにする戦略計画を策定しました。以前採用されていたレポート作成では、エンジニアリング、コンピューティング、および計画のリソースを集中的に割り当てる必要がありました。Tableau Server を実装し、Tableau Data Management Add-on の一部である Tableau Prep Conductor を使用してデータフローのスケジューリングを自動化することにより、フローの監視と管理が容易になり、これによってレポートの作成・管理の負担はほとんどゼロになりました。この結果できた時間で、患者ケアチームが担当コミュニティ内のより多くの患者さんをケアすることができるようになりました。
この効率化されたレポート作成プロセスには、意思決定とデータプロジェクトの開発が迅速化できるという大きな利点があります。レポート作成に要する時間を短縮し、ユーザーのニーズに合った新しいソリューションを迅速に提供することで、そのプロセスへの信頼とデータを利用してユーザーの業務をサポートするという面での信頼を築くことができます。これにより、生産性が向上し、分析に対する興味と感心が高まり、組織に堅牢なデータカルチャーがもたらされます。
レイク郡保険局は、Tableau の導入を始めてから 2 年でユーザーの数を 35 人から 450 人超まで増やし、今も成長を続けています。生産性ダッシュボード、代理店財務ダッシュボード、医療品質ダッシュボードなどの重要な Tableau ビジュアライゼーションは、さまざまな役割における日常の意思決定をサポートしています。たとえば、限られたリソースを低所得者コミュニティへのサービス提供プログラムに割り当てるプロセスでは、正確なデータへのアクセスが必要です。Tableau および Tableau Prep Conductor とのインターフェイス接続により、保険局はさまざまなデータパイプラインから適切なインサイトを抽出し、問題への取り組み方に関するオプションを視覚化することができます。このように医療部門内で信頼できるコミットされたデータコミュニティを構築することは、コミュニティ全体を良い方向へと導きます。
Tableau と Tableau Prep Conductor を使用し、私たちは ETL プロセス全体をアナリストの手に委ねています。データアーキテクチャの設計方法を完全に再考し、ウェアハウス戦略からアドホックへと移行することにより、アナリストはより迅速かつ効果的にビジネスニーズに対応するより機敏な方法でデータを操作・準備できるようになりました
更新 (2020 年 5 月): 新型コロナウイルスの大流行が始まって以来、レイク郡保健局は、Tableau ダッシュボードを介して最新の信頼できるデータを地元の医療システムや政府当局に提供するために精力的に取り組んできました。Tableau ダッシュボードを使用して情報を周知し、コミュニティの介入に関する決定を行い、一般市民とコミュニケーションをとっています。詳細および例については、Tableau Public のレイク郡保健局のプロファイルをご覧ください。