分析というカルチャーを浸透させる方法
Tableau Drive はセルフサービス分析を拡張する手段です。 Drive は、さまざまな企業での導入実績から得られたベストプラクティスに基づいています。 この方法では、時間のかかる従来の導入方法に比べて、より速く、効果的に導入できる反復的なアジャイルメソッドを採用しています。 さらに、このアプローチの基盤となっているのは、ビジネスと IT の提携の新たなモデルです。
Drive 方法は無料でご利用いただけます。 自分たちで Drive を実施する組織もあれば、Tableau サービスや Tableau パートナーを利用し、専門家のアドバイスを求めながら実施する組織もあります。
Drive はすぐに使えるロードマップ
「当社では、部門ベースのアプローチから真の全社導入へと拡張するにあたり、終始この手法をガイドとしました」と述べるのは、Carlson Rezidor ホテルグループ、南北アメリカ、Revenue Optimization Global Analytics Manager の Mat Hughes 氏です。同ホテルグループは利用者には、 Quorvus Collection、Radisson Blu®、Radisson®、Radisson Red、Park Plaza®、Park Inn® by Radisson and Country Inns & Suites By CarlsonSM などのブランド名で知られています。
また、同氏は次のようにも述べています。「Drive によって、優れたビジネス部門/IT センターが連携したセルフサービス型のアジャイルな文化に最適なフレームワークを構築することができました。 当社には現在、問題の特定および解決を数日ではなく数時間で行い、レポートの作成を数か月ではなく数週間で行う社員がいます。
成功を収めた組織から学ぶ
Drive は VMware のような企業が習得したベストプラクティスに基づいています。VMware では多くの従業員が分析を業務に活用できるようになりました。
VMware 社、Business Intelligence Competency Community のマネージャー、Ginger Victor 氏は次のように述べます。「VMware の従業員が Tableau を使ってデータを分析し、画期的なアイデアを見出す環境を構築したいと考えていました。
これは、IT 部門と業務チームの密接な連携によって実現できました。ビジネスユーザーでも必要なインフラ、ツール、サポートを活用できるようになったのです。 このような、ビジネスインテリジェンスへのアジャイル方式のアプローチが、非常に大きなメリットをもたらしてくれます」Drive チームを作る
Drive の資料は無料です。この資料を使用して全社導入を計画し、実行することができます。 経験豊富な専門家のアドバイスを受けることもできます。 Tableau コンサルティングサービスチームおよび Tableau パートナーは Drive のトレーニングを受けており、必要に応じてサポートに対応しています。
Drive とは
このプレゼンテーションでは、Drive の基本と、新しい手法が必要である理由について説明します。
Drive の核となる要素
Drive の使用方法マニュアルは、導入の設計図の役割を果たします。 このページの下部にあるその他のリソースには、マイルストーンのチェックリスト、プロジェクトドキュメント、およびお勧めの資料があります。
本質的にアジャイルなプロセス
Drive では、部門の枠を超えたチーム、プロトタイピング、定期的な反復を必要とするアジャイル手法を使用します。 アジャイル手法は、多くの場合、より速く、よりよい結果をもたらします。 ビジュアル分析が本質的にアジャイル方式である理由は、分析に、データ取得、ビジュアライゼーションの作成、および仮説の確認という反復サイクルが含まれるためです。 ビジネスユーザーがリアルタイムでダッシュボードを開発できるようにする Tableau のようなツールは、成果が得られるまでの時間を大幅に短縮します。
ビジネスと IT の新しい連携
Drive 手法の中心的な考え方の 1 つは、ビジネスと IT の連携における新しいモデルです。
Drive を使えば、IT 部門はトレーニング、セキュリティ、データの準備など、IT 本来の作業に集中できます。 ビジネス部門のユーザーは、IT 部門が定義したフレームワークに従ってデータ分析を行い、自らの疑問に対する答えを得ることができます。
IT 部門は「運用の中心」を担います
- セキュリティとガバナンス
- データ取得、準備、プロビジョニング
- イントラネットでの Wiki、コミュニティソフトウェア、サービス
- Tableau Server の導入、構成、保守
- Tableau Desktop のプロビジョニング
ビジネス部門は分析と「エバンジェリズムの中心」を担います
- レポートおよびダッシュボードの作成
- ベストプラクティスの開発と推進
- トレーニングとサポート
- エバンジェリズム (普及活動)
Drive の 4 つのフェーズ
Tableau Drive は、ビジュアル分析のサイクルにおいて作業技術および計画のサポートを行います。 その主なフェーズは、ディスカバリ (発見)、プロトタイピングとクイックウィン、基礎構築、規模拡大です。
また、セルフサービス分析の障壁を取り除き、スキルと自信を培い、分析を積極活用するという今日の職場の価値観に合った文化を広めることをその目的としています。
視覚的な説明
このホワイトボードのビデオでは、Drive 手法の要点を説明しています。 社内で Drive の説明をされる場合は、このビデオから始められるのも良いでしょう。
重要である理由
2 人の Drive 開発者による、Drive を開発した理由と Drive が組織にもたらす影響についてのディスカッションをお聞きください。
当社には現在、問題の特定および解決を数日ではなく数時間で行い、レポートの作成を数か月ではなく数週間で行う社員がいます。
リソース
Drive の使い初めに役立つリソースをご紹介します。 Drive 手法の各フェーズに関する背景情報や詳細情報をご覧ください。 一番下に、セルフサービス分析に関するリソースがあります。 Drive についてのサポートをご希望の場合は、「専門家によるサポート」セクションのパートナーおよびプロフェッショナルサービスをご確認ください。
ディスカバリ (発見) フェーズ
専門家によるサポート
プロトタイピングフェーズ
- ホワイトペーパー: 視覚的分析のベストプラクティス
- 「ビジュアル分析の禅」Tableau Software、共同設立者および最高開発責任者、Chris Stolte
- 「フローを生み出す: 説得力ある情報提供で相手の心をつかむダッシュボード」Tableau Software、ユーザーエクスペリエンスデザイナー、Jeff Pettiross
基盤構築フェーズ
- 「企業向け Tableau: IT の概要」Tableau Software、プロダクトマネージメント、シニアディレクター、Marc Rueter および Tableau Software、プロダクトマーケティング、バイスプレジデント、Ellie Fields
- 「有用なワークブックの設計」Tableau Software、ストラテジックセールスコンサルタント、Alan Eldridge
- 「Tableau メタデータモデル」Tableau Software、プロダクトマネージメント、シニアディレクター、Marc Rueter
規模拡大フェーズ
- 「Tableau 導入のレシピ」Tableau Software、セールスコンサルタント、Ryan Janoff
- 「企業における分析導入の促進」Tableau Software、プロダクトマーケティング、バイスプレジデント、Ellie Fields
セルフサービス型分析およびデータディスカバリに関するアナリストレポート
- 「インタラクティブなデータビジュアライゼーション: 「参照専用」の時代の終焉」Aberdeen Group 社
- 「セルフサービス型ビジネスインテリジェンス: ユーザー自身によるインサイトの抽出」TDWI
- 「ビジネスインテリジェンスおよび分析プラットフォームのマジック・クアドラント」Gartner 社
- 「データドリブンな文化の育成」、The Economist Intelligence Unit