Tableau 10.3 ベータ版がリリース! アラート、データ準備に関する推奨機能、PDF コネクタなどの機能をお試しください
Tableau 10.3 ベータ版のテストが可能になりました。そこで、新機能についてこれまで公開されていなかった情報をご紹介します。
ビジネスに関わる最新情報を簡単に取得できます。データドリブンなアラートを使って、自動のメール通知を受け取れば、分析の状況を常に把握できます。さらに、Web 作成の機能が強化され、誰でもデータについて質問し、その質問の答えが得られるようになります。また、作業をスムーズに進められるように、アクセシビリティの機能も追加されます。
次に、スマートにデータにアクセスできるようになります。データが PDF の表に格納されていても、問題ありません。ファイアウォールで保護されていても大丈夫です。Tableau Online 用の Tableau Bridge でライブ接続を利用できます。同じような名前の表が数百もあって埋もれてしまいそうな場合でも、表と結合の推奨機能で、必要なデータにアクセスしやすくなります。
Tableau 10.3 ベータ版をダウンロードして、最新の優れた機能をお試しください。Tableau のエンジニアリングチームでは、このリリースをテストした皆様からのフィードバックをお待ちしています。
10.3 への搭載が予定されている注目の新機能を一部ご紹介します。
Tableau Server のデータドリブンなアラート
データドリブンなアラートで、さらに 1 歩進んだコラボレーションを実現できます。しきい値を選択して、自分や自分のチームにメールのアラートを送信できます。自動通知でベンチマークをチェックできるので、業務の目標達成もこれまでよりはるかに簡単になります。
数値の軸を選択して、[アラート] をクリックすれば、簡単に設定できます。売上目標やエンゲージメント率などをトラッキングしてみてください。
PDF や Dropbox などのコネクタ
新しいコネクタが用意され、有益なデータにすばやくアクセスできるようになります。特に注目のポイントは、Tableau Desktop で直接 PDF に接続できるようになったことです。PDF 内の表が自動的にメジャーとディメンションになり、分析に利用できます。
また、OneDrive、Dropbox、ServiceNow、Amazon Athena 用のコネクタも追加されます。これらのアプリケーションのデータを探索する場合は、ぜひベータプログラムにご参加ください。Tableau では、誰もが必要な答えを得られるように、アクセスできるデータソースをさらに広げていくことを目指しています。
Tableau Bridge の導入
Tableau Bridge は、オンライン同期クライアントのアップグレード版で、重要な新機能を備えています。Tableau Bridge では、Tableau Online とオンプレミスのデータベースの間にセキュアな接続を確立することで、ファイアウォールの内側にいる場合でも、ローカルデータへのライブ接続が可能になります。さらに、サイト管理者にとっても、データソースの管理に関して可視性が高まり、管理しやすくなります。
頻繁に更新されるオンプレミスのデータベースから最新の情報が必要な場合は、Tableau Bridge をお試しください。
機械学習を活用した、データ準備に関する推奨機能
必要な表や結合を探すのに長い時間をかけなくて済み、データ準備をスマートに行えるようになります。10.3 では、機械学習を利用した新機能により、Tableau の導入環境における集計データソースの利用状況に基づいて、関連する表や結合が推奨されます。
Tableau Desktop の [データ ソース] ページで、分析に役立つ可能性のある表や、結合に使用するフィールドに関する推奨情報が表示されます。複数のソースからの関連データが必要なプロジェクトで、この機能を試してみてください。
Web 作成の機能強化、API のアップデート、アクセシビリティ機能のサポート
リリースの度に、企業で利用される Tableau の拡張や管理に役立つ新機能が追加されてきました。
10.3 では、オンラインでストーリーの作成と編集ができるようになります。さらに、連続軸でドリルアップができるようになります。また、今後、マップの表示オプションが改善されるほか、数値の書式設定用のコントロールが追加され、計算の機能も強化されます。
REST API についても、データソースやビューへのタグ付け機能のサポートなど、全体的に機能が強化されます。さらに、クエリによりアクセス可能なすべてのサイトの一覧を取得することができ、サイトの切り替えも簡単になります。JavaScript に関しては、カスタムの元に戻す/やり直す機能が API に追加され、制御がしやすくなります。
アクセシビリティについても引き続き重視しています。10.3 ではフォーカスインジケーターが導入され、キーボードでも Viz を操作しやすくなります。また、WCAG 2.0 AA 準拠のフィルターコントロールが増えます。
最新情報の入手
Coming Soon ページにアクセスして、Tableau 10.3 で搭載が予定されている機能をご覧ください。ベータプログラム期間中は、この Web ページで紹介する関連情報や詳しいビデオなどを随時更新する予定です。
Tableau では Tableau 10.3 の正式リリースに向けて鋭意準備を進めていますが、そのためにも皆様のフィードバックが必要になります。どのような問題も見逃さないようにするため、また新機能が正しく動作していることを確認するため、ベータ版をご利用いただいているお客様は、できるだけ早くフィードバックをお寄せいただきますようお願いいたします。ベータプログラムで詳細をご覧いただき、ぜひご登録ください。ベータ版のユーザーからいただくフィードバックを受け、ベータ版および Tableau 10.3 の最終版に含まれる機能は、随時変更される場合があります。
リリースのたびに、コミュニティでリクエストのあった機能を実現してきましたが、10.3 も例外ではありません。コミュニティの Ideas (アイデア) セクションでは、皆様からのフィードバックに基づいて組み込まれた機能をご確認いただけます。また、皆様のアイデアが開発チームの刺激になりますので、ぜひお寄せください。皆様のご協力がなければできませんでした。
上記の機能のすべてが現在のベータ版プログラムでご利用いただけるわけではありません。一部の機能は、今後、数週間以内に追加される予定です。ベータプログラムは、すでに Tableau をお使いいただいているお客様を対象として実施されます。現在有効な保守ライセンスをお持ちのお客様は、Tableau 10.3 のリリース時に無料でソフトウェアをアップグレードできます。
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