日本における Tableau コミュニティの始まり: 小さなグループが巨大なグループへと成長するストーリー
Tableau コミュニティの魅力は言葉や国を超えて広がっています。アジア太平洋地域には、巨大な Tableau コミュニティがあり、その中でも最大級のものの 1 つが日本 DataFam です。これがどのように始まったのかを理解するため、初期から関わりのあった Tableau の従業員のほか、 日本の Tableau ユーザーグループを創設したメンバーのひとりである 前田周輝氏にお話を伺いました。この記事では、彼らのストーリーをご紹介したいと思います。
前田氏は、2008 年に初めてアメリカ人の友人から Tableau を紹介されたそうです。その当時、組織の全部門向けにレポートを作成するチームを率いており、Excel に深夜まで時間を費やすことが多かった前田氏は、Tableau をひとたび使ってみて、衝撃を受けました。当時のプラットフォームは日本語で利用することができませんでしたが、それでもなお、Tableau を利用することで相当な時間を節約できることに気づきました。
言葉の壁があるにも関わらず、前田氏は Tableau によって負担を軽減することができました。また、問題に直面してもフォーラムページを探し回ることで、その答えを得られていました。前田氏は、元 Tableau Zen Master の Joe Mako 氏のような人や、同氏のブログからヒントを得てスキルを磨きました。
Tableau コミュニティの寛大さと製品を使用する喜びが重なったことが、前田氏が Tableau に魅了されるようになったきっかけでした。「Tableau コミュニティは誰も失敗させない」という言い回しは本当で、前田氏もユーザーとしてのスキルが上がるにつれ、還元したいと考えるようになりました。
「2013 年に日本オフィスが開設された際の設立パーティで、Christian Chabot 氏に出会いました。Tableau コミュニティの価値について話していたときに Chabot 氏がこう言ったのを覚えています。「あなたがユーザーグループの最初のリーダーになるべきです。コミュニティは、Tableau にとって非常に重要です」これが私の「任務」の始まりでした」
「2013 年に日本オフィスが開設された際の設立パーティで、Christian Chabot 氏に出会いました。Tableau コミュニティの価値について話していたときに Chabot 氏がこう言ったのを覚えています。「あなたがユーザーグループの最初のリーダーになるべきです。コミュニティは、Tableau にとって非常に重要です」これが私の「任務」の始まりでした」
Tableau は日本ではあまり知られていませんでしたが、前田氏が東京で初の Tableau ユーザーグループを始めた 2014 年に一変しました。このユーザーグループにより、英語が得意ではない日本のユーザーが知識を共有し、ベストプラクティスを学び、お互いにつながる機会が実現しました。
これ以降、日本における Tableau のユーザー数は急速に伸びていきました。前田氏は、ユーザーグループが同じような関心を持つ日本の顧客向けに大阪などの都市や小売、BFSI (銀行、金融サービス、保険) といった業界のサブグループへとどのように成長していったのかを懐かしそうに振り返りました。地域のミートアップは、新しいユーザーが Tableau を使い慣れたユーザーとつながり、彼らから学ぶ機会を得るプラットフォームになりました。
振り返るに、バーでデータと分析について語っていた数人の熱狂的な Tableau ユーザーから小さく始まった日本のコミュニティは今や活況を呈し、 Techplay のページ (開催予定のミートアップに登録するページ) のフォロワーは 2,000 人以上、Tableau フォーラムのメンバーは 700 人以上、フォーラムへの投稿件数は 1,400 件以上に上っています。コミュニティでは、ユーザーグループのメンバーは新しい Tableau のスキルや専門知識を身に付けるだけではなく、生涯続く友情を得ることもできています。前田氏は、コミュニティでのデータ関連の会話がどのように釣りやサイクリングのグループを作ることにつながったのかを話してくれました。
こうした成長と進化を遂げた日本 Tableau コミュニティは、ごく最近、日本における Salesforce Trailblazer Community とのつながりの育成に手を広げ、 Tabforce という Tableau と Salesforce のユーザーが一堂に会し、学ぶ場を創設しました。
Tableau コミュニティは、本当に特別な場であり、データへの愛情を通じてユーザーが築いたつながりは驚くべきものです。パンデミックの間、オンラインで地域のコミュニティとのつながりを保ち続けているユーザーグループのリーダーには勇気づけられ、また、心から感謝しています。人がデータでつながれば、あらゆることが可能になります。
ご自身の地域の DataFam を探してつながるには、 Tableau ユーザーグループのリストをご覧ください。
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