財務と運営のダッシュボードを Tableau ユーザー 18,000 人に規模拡大
エグゼクティブ、店舗やチームのリーダー、460 店舗の小売スタッフでデータドリブンな企業文化を育成
運営の効率化で店舗のカスタマーエクスペリエンスを改善
Whole Foods Market 社は、米国、カナダ、イギリスの全域に 460 店舗を展開する、自然食品のスーパーマーケットチェーンです。ここ数年で急速に成長を遂げており、最近の買収により多種多様なシステムとデータソースを抱えることになりました。その結果、アナリストは相当な時間をかけて、Excel や他のレポート作成ツールでデータを収集、準備していました。しかも多くの場合、最終的なデータは常に正確なわけではなく、エグゼクティブや店舗リーダー、最前線の小売スタッフにとってはデータの信頼性低下につながりました。そこで Whole Foods Market 社は Tableau を導入して、財務と運営のデータで信頼できる唯一の情報源を構築し、全国全店舗のスタッフが業績を明確に把握できるようにしました。これを実現しているのは一連のダッシュボードです。店舗リーダーは地域ダッシュボードを使って、近隣地域の他店と比較した業績を追跡することができます。売上ダッシュボードでは、店舗のチームリーダーが特定の部門にドリルダウンし、一日の混雑する時間帯を基にして、人員を増やす必要があるタイミングを知ることができます。端末ダッシュボードはレジを通る客の流れを示し、店舗リーダーがレジを開け閉めする必要のあるタイミングを知るのに使われています。また、成果を評価できるようにするための、チームメンバーの生産性の追跡にも役立っています。
Whole Foods Market にとって、データドリブンな企業文化を構築することは非常に重要です。私たちは、データを活用することで、カスタマーエクスペリエンスを改善し、より多くのお客様を自社商品に引き付け、すべてのステークホルダーにより良いエクスペリエンスを提供できると分かっています。これこそが弊社にとって極めて重要な、データの価値です。
Whole Foods Market 社が分析へのアプローチを変革するのに伴って、分析チームはベストプラクティスを導入するため、そしてそれぞれの部門に確認して普及度を追跡するために、変革管理リーダーを任命しました。また、毎週のコンテスト、Data Doctor セッション、Tableau 製品のニュースを取り上げた週 1 回のビデオシリーズにより、データと Tableau を中心にした強固な社内コミュニティを育成、成長させました。同時に、小売スタッフが日々の在庫や人員に関する意思決定の支援としてデータを利用できるようにするために、小売スタッフ向けのトレーニングプログラムも立ち上げました。現在、Whole Foods Market 社には 18,000 人以上のアクティブな Tableau ユーザーがおり、カスタマーエクスペリエンスや運営に対する同社の取り組み方を日々変革しています。