全体像の把握に役立つソリューションを FAA に提供する Tantus Technologies 社

Tantus Technologies (Tantus) 社は、情報技術 (IT) および管理コンサルタントサービスを連邦政府に提供している、 ワシントン DC に本拠地を置く企業です。このビデオでは、Tantus 社のテクニカルソリューション担当ディレクターを務める Nayeem Ahmed 氏が、FAA のような顧客がデータを見て理解できるようにするためどのように Tableau を使用しているかを語ります。

Tableau を FAA に導入してわかったのは、あえて売り込む必要はないということです。 質問に対する回答を得るのが困難な環境では、Tableau は待望のツールと言えます。

Tableau: Tantus 社の業務内容を説明していただけますか? 連邦政府機関にはどのようなサービスを提供しているのですか?
Nayeem Ahmed 氏、テクニカルソリューション担当ディレクター: 当社は政府系顧客との仕事が多く、主に公共部門に重点を置いています。 たとえば、FAA を顧客としており、 当社は同局内の IT 組織といったところです。 HHS (保健福祉省) や、 その他の機関とも取引があります。

Tableau: ご自身の専門は? どんなサービスを提供されていますか?
Ahmed 氏: 私は、いわゆる問題解決者です。 お客様と直接話をして、お客様が業務プロセスの中で困っていることは何か、どこに課題があるのか、解決が難しい問題は何かといったことを把握するのが、私の仕事です。

Tableau: FAA における課題はどのようなことでしたか?
Nayeem 氏: FAA では、償還プロジェクトにおける数百万ドルの償還金を追跡管理するために、金融システムにクエリを実行するという従来の方法を使用していました。 しかし、大量の情報を単一のソリューションに集約して全体像を把握する、という機能がありませんでした。
当社は Tableau でダッシュボードを開発し、プログラム全体の状態を確認して注意すべき場所を把握できる手段を提供しました。

Tableau: FAA 用ダッシュボードの開発工程を説明していただけますか? Tableau 導入前と導入後の両方についてお願いします。
Nayeem 氏: お客様に提出するレポートを作成するのに、恐らく数週間は掛かっていました。 「ご提示できる成果が得られ次第、あらためてご連絡します」といったような感じでしたね。

一方、Tableau を導入してからは、異なるモデルを採用できるようになり、アジャイル開発やお客様との共同作業が行いやすくなりました。お客様と一緒にダッシュボードをチェックして、フィードバックを返していただけるようになったのです。

当社の対応時間も大幅に短縮でき、 最終的には、お客様が期待していた以上の成果物を作ることができました。

Tableau: 「連邦政府の委託」と聞いてすぐに思い浮かぶのは「セキュリティ」です。 Tableau におけるセキュリティについて、どう対処されましたか?
Ahmed 氏: セキュリティは、どの政府機関にとっても重要事項です。 また、システムごとに別々の ID を使用するのを止め、1 つの ID で運用する方法に移行することも義務付けられています。

セキュリティに関しては、システムへのログインに使用できる ID を 1 つにすることで、Tableau によるソリューションを実装しました。あとのセキュリティ管理は、当社がバックグラウンドで行うことができるのです。

また、ID はすべてユーザーのアクセスレベル、つまり個々のアクセス権に関連付けられます。それにより、システム所有者による適切な認証が確実に行われるようにしています。

Tableau: 他のデータ分析ソリューションと比較して、Tableau の違いはどこにありますか?
Ahmed 氏: データを理解したり必要な情報が手に入ったりするだけでなく、直感的に操作できて、しかも使って楽しいところだと思います。でも私にとって一番大きかったのは恐らく、開発のしやすさでしょうか。

ご存じのように、組織では従来、必要とする情報の種類を基にユーザーをバケット化する傾向があります。 しかし同じデータでも、経営幹部の視点と、マネージャーやアナリストの視点は異なる可能性があります。

Tableau には、単にツールを使用できるという状態から一歩前に進めるという利点があります。たとえばエグゼクティブサマリーを提供するダッシュボードを作成し、ドリルダウンできるタブを追加するといった使い方も可能です。そのため、本当に組織全体で利用できるのです。

Tableau: Tableau で実現している機能に対するクライアントの反応はいかがですか?
Ahmed 氏: Tableau を FAA に導入してはっきりわかったのは、あえて売り込む必要はないということです。 質問に対する回答を得るのが困難な環境では、Tableau は待望のツールと言えます。

きわめて好意的な反応がすでに見られますし、FAA は既存の分析ツールをもっとコントロールしやすくなる機能を、この新しいプラットフォームサービスに期待しています。 反応は非常に良好だと言えるでしょう。

お客様の業務に実質的な違いをもたらせるツールを提供できたのでは、と最終的に実感できれば、何よりうれしいことだと思います。

Tableau: それは素晴らしいですね。Tableau の導入を検討中の方に何か伝えたいことはありますか?
Ahmed 氏: Tableau を使用すると、データディスカバリを実現できます。 今まで得られなかった質問に対する回答が得られ、物事の見方が根本から変わるでしょう。

ビジネスインテリジェンスに長年携わっている私から見て、 Tableau は、データセットが適切である限り、アナリストやスーパーユーザーにとってよりコントロールしやすくなる機能を備えたツールです。 その時々の質問にすぐに回答できるのは、従来のツールでは成し得なかったことです。