Tableau: Barclays 社で Tableau の活用から得られた最大のメリットは何ですか?
上級インサイトアナリスト、Peter Gilks 氏: Tableau Server によって当社のビジネスユーザーからの関心を引くとともに、社内にある膨大なデータを取得できるようになっています。 データが持つ本来の力を知って、みんな驚いています。 本当に目が離せなくなる、視覚的でとても説得力のあるダッシュボードを見せることができると、そのデータを使ってより良い意思決定を行うことができると言って喜んでくれます。
Tableau: 上級インサイトアナリストとしてどのような業務を行っていますか?
Gilks 氏: 顧客のデータを調べてどのような顧客なのか、どのような商品を使っているのか、そして顧客層を見出そうとしています それにより、どのような顧客なのかを社員がより深く理解できるように、当社の戦略、商品開発、マーケティングを改善するための方策を探ります。
Tableau: Barclays 社の顧客をより深く把握するうえで、Tableau がお役に立っているわけですね。
Gilks 氏: 約 3 年前に私が Tableau を使い始めたとき、社内には膨大な量のデータがあり、他のツールではそのデータを最大限に活用できていないことを知っていました。 Tableau を導入すれば、顧客満足度や顧客層、行動データのようなものをもっとすぐに調べられるようになるとわかっていたのです。
Tableau: Tableau を使ってどのようなインサイトが得られましたか? 何か効果がありましたか?
Gilks 氏: 最近のダッシュボードの中に、顧客の苦情の理由と、その苦情を言った顧客像についてのデータを取り入れたものがあります。そのビジュアライゼーションから得たインサイトが、カスタマーサービスの改善に役立っています。 これを毎日確認できるので、何に対して苦情が寄せられているのか、根本原因の分析を実行できます。
Tableau: 役員の方や現場のユーザーは、どのように Tableau を利用しているのですか?
Gilks 氏: Tableau Server でダッシュボードを使ってデータとインサイトを送れば、役員も現場の社員も同じデータを見ることができます。 目立った傾向に気付いたときには、その対策の計画を開始できます。 社内のチームにとって何より重要なのは、何かを発見できること、そしてその発見を他の社員に見せられるということです。 おかげで、かつてないほど社員はデータに興味を持ってくれています。
ユーザーから非常に好意的なフィードバックを得ています。 ダッシュボードを心の底から楽しんで使い、非常に魅力を感じています。 データを分析できることを喜んでおり、Tableau のビジュアライゼーションが持つ力を評価しています。
Tableau: そのデータはどのくらいのサイズですか?
Gilks 氏: 当社のデータリストは通常、イギリスの顧客 2,000 万人のデータですから、約 2,000 万行です。 以前の分析では大量の SQL プログラミングや、データを Excel へ移行した後に、グラフへと移行する作業が必要でした。 プログラミングの手段について、事前にじっくり検討する必要もありました。 後になってグラフを作ろうと思うと、長い繰り返し作業がありました。 今では、Tableau でプロセスがきわめて高速に進んでいます。以前よりもはるかに速く答えを得られるのです。
このインタビューと同じ速さで進む会議では、会議中に答えを得られます。 Tableau を導入する前は、各質問の答えを得るまで 1 ~ 2 日かかっていました。 今では、ノートパソコンを会議に持ち込み、即座に 2,000 万行のデータに関する質問に回答することができます。
Tableau: Tableau では、どれほど迅速にインサイトまでたどり着きますか?
Gilks 氏: このインタビューと同じ速さで進む会議では、会議中に答えを得られます。 Tableau を導入する前は、各質問の答えを得るまで 1 ~ 2 日かかっていました。 今では、ノートパソコンを会議に持ち込み、即座に 2,000 万行のデータに関する質問に回答し、パソコンを動かして皆にその答えを見せることができます。 物事が速く進むため、誤った方向に行き過ぎることがありません。 そのため、何か試してうまくいかなくても、数秒間しか無駄にならず、やり直せば済みます。
Tableau: Barclays 社では、Tableau が皆さんの仕事の仕方を変えているようですね。
Gilks 氏: Tableau が大きな影響を与えているのは、社員の考え方です。 Tableau によって、イノベーションが実際に拡大し始めています。 以前使っていたツールには制限があると社員は感じていましたが、Tableau では新しい視点から物事を考えることができます。
Tableau: Tableau でご自身の日常は変わりましたか?
Gilks 氏: 日々の仕事は確かに、はるかに簡単で楽しくなりました。 これまで何日もかかっていたことを、数分でできるようになったのです。 ですから一方で、私の日常はずっと楽なものになりました。 もう一方では、社員からの要望が増えているために、いい意味ですが仕事量も増えました。
Tableau を使うことで、私もチームも熱意を持って業務の実行と達成に取り組むことができるようになりました。 私たちがリーチできる顧客について、視野を確かに広げてくれたと思います。
Tableau: 社内の方々は Tableau を楽しんでお使いになっていると思いますか?
Gilks 氏: Tableau は楽しんで使えるパワフルなツールで、価値を提供してくれます。 喜んで使いたいとユーザーに思わせる何かがあります。 ですから、難しくて面倒なツールの代わりに Tableau を使うことで社員の答えを見つける姿勢が前向きに変わりました。 社員は Tableau を使いたがっています。
Tableau: Barclays 社では、今後 Tableau をどのように利用する予定ですか?
Gilks 氏: 満たされていない潜在需要がまだまだあります。当社では、Tableau を使ってそれらを掘り起こせるようになりたいと考えています。 ちょうど Tableau Server を購入したところなので、本格的に展開し始める予定です。 社員からはすでに、Tableau Server で実現してほしいことが要望として寄せられています。 今後はユーザーグループを作り、さらに多くのビジネスユーザーを取り込んで、Tableau を通して分析のコミュニティを作りたいと考えています。 これを徐々に進めていく予定です。