ASM Research 社: 州兵陸軍のデータ環境支援でミッション完了

ASM Research 社は 30 年以上にわたり、米国の連邦政府、州政府、地方自治体などの行政機関にプロフェッショナルサービスと IT ソリューションを提供してきました。このビデオでは、同社でプロジェクトマネージャーを務める Justin Repoli 氏、上級アプリケーション開発者の Matt Boyer 氏、データアナリストの Scott Cochran 氏が、主要取引先のひとつである州兵陸軍に対する最近のプロジェクトでどのように Tableau を活用したかについて語ります。


Tableau: ASM Research 社では、行政機関を顧客としてさまざまなサービスを提供しているとのことですが、州兵陸軍に対する業務についてお聞かせいただけますか? Justin Repoli 氏、ASM Research 社プロジェクトマネージャー: 当社は州兵陸軍と取引関係にあり、特定の契約では約 30 年、業務を続けています。この組織では長年にわたり、膨大な量のデータを蓄積しています。そこで当社はこのお客様のために、データを取り込んで組み合わせ、それを異なる方法で提示できるサービスを検討していました。Tableau: ビジュアライゼーションは、州兵陸軍における意思決定の向上に役立つのでしょうか? Repoli 氏: 州兵陸軍に対し最近実施したプロジェクトのひとつが、複数のデータソースのデータを使用できるダッシュボードを作成する、というものです。このダッシュボードの導入後すぐに、州兵陸軍では 2,000 万ドルのコスト削減を実現することができました。

州兵陸軍に対し最近実施したプロジェクトのひとつが、複数のデータソースのデータを使用できるダッシュボードを作成する、というものです。このダッシュボードの導入後すぐに、州兵陸軍では 2,000 万ドルのコスト削減を実現することができました。

Tableau: それは素晴らしい結果ですね。お客様は大変満足されたことでしょう。その後はどうですか? Matt Boyer 氏、上級アプリケーション開発者: 導入したダッシュボードは、まったく苦労することなくお使いいただけました。Scott Cochran 氏、データアナリスト: 全体像から始めて有益な情報にたどり着くまで、データをドリルダウンして確認できるようになった点を、大いに評価していただきました。私としては、国の債務削減に貢献しているように感じられるので、まんざらでもないですね。Tableau: 解決しようとしていた問題とはどのようなものですか? Boyer 氏: 州兵陸軍は、とりわけ異色な課題をいくつか抱えています。毎年、多数の新人と現役の兵士に対し訓練を実施する必要があります。これらの兵士を訓練所に送ったり、訓練の計画を立てたりするのですが、それぞれに視点が異なるのです。Cochran 氏: 州兵陸軍では、全体を概観できて、その後必要に応じて分析を進めるためにデータをドリルダウンし、特定のコースや訓練所といった必要な情報にアクセスできるようなソリューションを求めていました。Tableau: それはどのようなデータ環境なのですか? Repoli 氏: 私たちが現在進めている州兵陸軍とのプロジェクトでは、恐らく 50 以上のインターフェイスが存在し、複数のデータソースからデータを取り込んでいます。データの形式はさまざまです。当社ではこれらのデータを組み合わせて、お客様に役立つ形で提供しています。複数のデータソースからデータを取り込んで Tableau に投入し、異なる形で提示することで、はるかに効果的にデータを活用できるようにしたのです。Boyer 氏: 州兵陸軍は 54 の州および準州の民兵組織で構成されており、ある州のメンバーが別の州のデータを閲覧できないようにする必要があります。その一方、国レベルですべてのデータを閲覧できるようにすることも必要です。これが非常に重要なのです。私の考えでは、セキュリティのもうひとつの重要な側面は、認証、そして国防総省のセキュリティ要件を満たさなければならないという事実です。Repoli 氏: 州兵陸軍とのプロジェクトを進める際、セキュリティは日々の業務で非常に重要な側面なのです。Tableau: それについて詳しくお聞かせください。Tableau はこの状況でどのような役割を果たしたのですか? Boyer 氏: 当社が Tableau に出会ったのは、能力成熟度モデル統合 (CMMI) レベル 2 認定企業になったのと同時期のことです。CMMI については、その後レベル 3 認定を取得しています。当社はまず、Tableau Server の米国防総省 Certificate of Networthiness (CoN) 認証取得に向けて申請する必要がありました。Tableau: Tableau の導入以前、州兵陸軍ではどのようにデータを分析していましたか? Repoli 氏: Excel でデータテーブルを取り込み、それを基に PowerPoint プレゼンテーションを作成していました。当社は Tableau を使用して実用的なビジュアライゼーションを作成し、実際に操作できる効果的なツールとして提示しました。Cochran 氏: かつて州兵陸軍ではデータの分析に長時間かかっていましたが、Tableau を導入した結果、今ではデータ全体を把握できるようになりました。またドリルダウンも非常に簡単で、その時々で調べる必要がある特定のコースや訓練所など、訓練に関する具体的なデータにもすぐにアクセスできます。Repoli 氏: ごく簡単に言えば、Tableau はデータを視覚化して示してくれます。Tableau を使うと、データに基づいて判断し、望ましい結果を得ることができます。州兵陸軍が日常的に使用していた一般的なデータソースでは、そのようなことは成し得なかったのです。Tableau: そうしたビジュアライゼーションを経験した後は、どのような経緯をたどったのですか? Boyer 氏: 一番の課題は、この便利なダッシュボードを州兵陸軍の全員に有効活用してもらえるよう、Web アプリケーションに統合するにはどうすればよいか、ということでした。これは大きな課題でしたが、非常にやりがいがありました。国防総省のスマートカードの使用が必須要件です。当社が考え出したのは、Tableau をサービスとしてアプリケーションに統合し、カスタマイズを 1 回行うだけで済むようなサービス志向アーキテクチャです。Repoli 氏: そのシステムに Tableau ソリューションを組み込みました。すでに構築済みのメインのアプリケーションは、州兵陸軍でもログイン方法を知っています。ここでユーザーを認証し、Tableau にログインして当社が作成したダッシュボードにアクセスできるようにするのです。Tableau: このプロジェクト、さらにその後の展開において、Tableau は全体的にどのような影響を与えていますか? Repoli 氏: ひとたび導入すると、そこからさまざまなアイデアが生まれました。いくつかの課題の回答を得るために Tableau を活用する新たな方法について、お客様側で検討し始めました。自然とそうなっているのです。おかげで当社でも「最適なソリューション」のご提案をしやすくなりました。Boyer 氏: Tableau の導入によってダッシュボードの設計を始められるようになり、データの真の価値とは何かを、ビジュアライゼーションで示すことができます。Cochran 氏: さまざまなデータソースに簡単に接続できるので、Tableau を検討中の方には、とにかく始めてみるようおすすめします。ビジュアライゼーションの作成機能はきわめてシンプルでありながら、質の高いダッシュボードを完成させてお客様に提供することができるのです。