ビジュアライゼーションで DataFam から協力を得てデータスキルを磨く
Tableau Public の初心者ガイドでは、無料の Tableau Public プロフィールページを作成する価値とその詳しい手順を確認しました。続いて、「初めて作成したデータビジュアライゼーションをパブリッシュできるようにする」では、データの分析方法、手始めに使えるデータセットとプロジェクト、関連リソースについて説明しました。このシリーズでは次に、Tableau コミュニティプロジェクトを詳しく取り上げ、Tableau Public でビジュアライゼーションを探す方法や、DataFam と交流するさまざまな方法をご紹介します。
コミュニティプロジェクトで学び始める
Tableau コミュニティのプロジェクトは、コミュニティのメンバーが企画、実施している、スキルを試すための課題にチャレンジする場です。さまざまなトピックや商品、活動を取り上げて、データスキルを学び、磨きをかけ、応用できるように支援することが目的です。コミュニティプロジェクトは、スキルのレベルを問わず誰でも参加できます。
どれから始めればいいのか迷うほど、コミュニティプロジェクトはたくさんあります。ここでは、経験レベル別にいくつかご紹介します。
初級レベル向けのコミュニティプロジェクト
Back 2 Viz Basics は、コミュニティに参加したばかりの方や、Tableau を練習してデータビジュアライゼーションの基礎スキルを身につけたい方を対象にしたプロジェクトです。他の参加者が作成したビジュアライゼーションを見るには、Tableau Public でプロジェクトのハッシュタグ「#B2VB」を検索してください。プロジェクトの開催頻度は 2 週間に 1 回です。
Tableau Public にパブリッシュされた Back 2 Viz Basics 参加作品トラッカー (作成者: Eric Balash 氏)
Makeover Monday は、より効果的なデータビジュアライゼーションの作成を目指して、さまざまな視点やアプローチを探ることを目的としています (リンク先英語)。他の参加者が作成したビジュアライゼーションを見るには、Tableau Public でプロジェクトのハッシュタグ「#MakeoverMonday」を検索してください。プロジェクトの開催頻度は週に 1 回です。
中級レベル向けのコミュニティプロジェクト
Iron Quest の課題は、データソース取得、データ準備、ビジュアライゼーション、ストーリーテリングのスキルを磨くのに役立ちます (リンク先英語)。アドバイス: Iron Quest では意図的に Iron Viz 予選と同様の形式が使われているため、次回の Iron Viz コンテストに向けて準備を進めるのにも向いています。他の参加者が作成したビジュアライゼーションを見るには、Tableau Public でプロジェクトのハッシュタグ「#IronQuest」を検索してください。プロジェクトの開催頻度は月に 1 回です。
Tableau Public にパブリッシュされた Iron Quest トラッカー (作成者: Sarah Barlett 氏)
Real World Fake Data は、ビジネスダッシュボードの作成と再設計を目的としており、Tableau アクセラレーターを利用してコミュニティにデータセットと課題ダッシュボードを配布しています (リンク先英語)。他の参加者が作成したビジュアライゼーションを見るには、Tableau Public でプロジェクトのハッシュタグ「#RWFD」を検索してください。プロジェクトの開催頻度は四半期に 1 回です。
上記のプロジェクトは、参加できるコミュニティプロジェクトのほんの一部に過ぎません。コミュニティ主催プロジェクトの一覧では、データによるボランティア活動、医療に特化した分析など、幅広いトピックやテーマに基づいたさまざまなプロジェクトをチェックできます。
ビジュアライゼーションのインスピレーションを得るには
Tableau Public ホームページには、人気のコンテンツ、フォロー中の作成者、関心のあるトピックに基づいて、参考にできる各種のチャンネルが表示されます。
各コレクションの右上にある [すべて表示] をクリックすると、コレクション内の全ビジュアライゼーションを見ることができます
では、各チャンネルについて詳しく見てみましょう。
今日の Viz
今日の Viz に登録すると、すばらしいデータビジュアライゼーションをメールで直接受け取ることができます。また、ホームページの上部でその日の「今日の Viz」をいつでも確認できます。アドバイス: 今日の Viz に推薦したいビジュアライゼーションがある場合は、そのビジュアライゼーションのページを開いて、今日の Viz に推薦するアイコンをクリックしてください。
傾向
[傾向] には、Tableau Public で人気のビジュアライゼーションが毎日 20 個取り上げられます。さまざまなトピックや言語のものがあります。
ネットワークから
ユーザーに合わせてカスタマイズされるチャンネルもあります。ログイン済みのときにのみ表示される [ネットワークから] には、自分がフォローしている作成者に基づいて、パーソナライズされたコンテンツが表示されます。いろいろなコンテンツを見たい場合は、フォローする作成者を追加しましょう。これなら簡単ですね。
Tableau Public にログインすると、このカスタマイズされたチャンネルが表示されます。ビジュアライゼーションをお気に入りに追加するには、その下に表示されている星印アイコンをクリックします。
おすすめの作成者
四半期ごとに、才能とアイデアにあふれる Tableau Public のおすすめの作成者を新たに紹介しています。その人のプロフィールやフォロー中の作成者、これまでに作成した Viz やお気に入りに追加している Viz をチェックして、ネットワークを広げるためにフォローしましょう。アドバイス: 作成者のプロフィールにソーシャルメディアのアカウントが登録されていれば、交流する機会がさらに広がります。
トピック別のチャンネル
Tableau を学ぶ、マップ、ビジネスダッシュボード、時系列分析など、トピック別にまとめられたチャンネルも 15 種類あります。すべてホームページに掲載されていますので、ぜひご覧ください。
検索機能とハッシュタグを使いこなす
Tableau Public のどのページにも、右上に検索ツールが用意されています。このツールを使うと、好みのトピックや作成者はもちろん、特定のチャートタイプでも検索することができます。思いのままに検索できるので、可能性は無限大です。
検索でもうひとつの便利な手段はハッシュタグです。Tableau では、すぐに使える各種ハッシュタグをご用意しています。Tableau コミュニティプロジェクトもそれぞれにハッシュタグがあり、こちらですべて確認できます。
各ハッシュタグの意味を知りたい場合は、こちらの Twitter スレッドをご覧ください。30 個以上のハッシュタグについて説明しています。
アドバイス: ハッシュタグを検索する場合、Tableau Public では大文字と小文字が区別されることに注意してください。たとえば、「#SportsVizSunday」と「#sportsvizsunday」では検索結果が変わります。わかりやすくするために、可能であればハッシュタグの各語の先頭を大文字にすることをおすすめします。
ビジュアライゼーションを作成して Tableau Public にパブリッシュするときは、見つけやすさ、わかりやすさを考慮して、簡潔なタイトルを付けるとともに、説明フィールドには説明と適切なハッシュタグも入力しましょう。
Tableau Public の Web サイトで目的のコンテンツを直接見つけられない場合
Twitter で、「#DataFam」を付けて質問してみるといいかもしれません。たとえば、「コールセンター向けに、カスタマーサービスダッシュボードの優れた例を探しています。#DataFam の皆さん、ご存じありませんか?」のような質問を投稿すれば、すぐに Tableau コミュニティの幅広いメンバーとつながることができます。
参考になるビジュアライゼーションが見つかったものの、作成方法がわからない場合
Tableau Visionary の Steve Wexler 氏がおすすめする方法は、Tableau Public のビジュアライゼーションでダウンロードリンクをクリックして、分析可能かどうかを確かめることです。可能な場合は、そのワークブックを開いて「中身を見る」ことができます。
「私は長年にわたり、何百ものワークブックをダウンロードしています。そして、Kelly Martin さん、Lindsey Poulter さん、Adam McCann さん、The Flerlage Twins さんをはじめ、大勢の方のテクニックを分析してきました。こうしたことがごく簡単にできるのは、すばらしいとしか言いようがありません。優れたビジュアライゼーションを目にするだけではなく、ダウンロードして、その仕組みまで調べられるのですから!」– Steve Wexler 氏「Tableau Public のすばらしさ」より
つながりを作り、維持するには
おすすめの作成者、Tableau Public アンバサダー、Tableau Visionaries のメンバーを Tableau Public でフォローしましょう。そして、つまずいたときや、データスキルを磨くための次のステップがわからない場合は、こうしたグループにアドバイスや支援を求めてみましょう。DataFam は喜んでサポートしてくれます。
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