Tableau 最新リリースの「データの説明を見る」機能で AI による分析を拡張


Tableau 2019.3 では、データに関するインサイトが自動的に Tableau プラットフォームに表示。また、自然言語処理機能が強化され、誰でも分析の実行が可能に

このリリースでは、データのカタログ化、サーバー管理、セキュリティに関する新機能、および追加のデータコネクタも提供

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シアトル - 2019 年 9 月 18 日 - 分析プラットフォームで世界をリードする Tableau Software は本日、Tableau に組み込まれた新しい「データの説明を見る」機能の一般提供を開始することを発表しました。この機能により、ユーザーは 1回のクリックで高度な統計分析の力を活用できます。複雑なデータモデリングやデータサイエンスに関する専門知識は不要なため、誰もが即座にデータに関する AI ドリブンなインサイトを発見できます。「データの説明を見る」機能は高度な統計アルゴリズムを使用して、利用可能なデータのすべてをアナリストに代わって分析し、任意のデータポイントの発生に最も関連していると考えられる要因の説明を自動的に提示します。これによって、より多くの人に強力な分析がもたらされるため、見つけるのが困難または見つけるのに時間がかかるインサイトを発見できるようになります。この「データの説明を見る」機能は本日より、Tableau の最新リリースである Tableau 2019.3 で追加料金なしで利用できます。詳細またはアップグレードについてはこちらをご覧ください。https://www.tableau.com/ja-jp/products/new-features.

「「データの説明を見る」機能により、AI ドリブンな分析の力がすべての人にもたらされ、高度な統計分析が利用しやすくなります。専門知識に関係なく誰もが自信を持って迅速に、データの背後にある「理由」を明らかにすることができます」と、Tableau の CPO (最高製品責任者)、Francois Ajenstat は述べています。「この機能により、人々は重要なインサイトに集中できるようになり、行動を起こしてビジネスにインパクトを与えるまでの時間を加速できます」。

分析プロセスを加速するこの「データの説明を見る」機能により、データ内の変化に影響を与えている要因を迅速に発見し、理解できるようになります。セットアップやデータ準備、データモデリングは不要です。これまで、特定のデータポイントや外れ値の原因を理解するためには、潜在的な説明を手動で判断し、検証する必要がありました。このプロセスには時間がかかり、妥当な回答を逃してしまうこともありました。Tableau 2019.3 でリリースされた「データの説明を見る」機能により、ビジュアライゼーションでデータポイントを選択するだけで、Tableau が強力なベイズ統計法によって、利用可能なすべてのデータを活用し、自動的に数百ものパターンおよび潜在的な説明を評価します。そして、最も関連性の高い、統計的に重要な説明をインタラクティブなビジュアライゼーションの形で提示します。ユーザーはさらにそこから、Tableau の全機能を使用して探索することができます。

またこの機能は、分析を制限してしまう可能性のある人間の偏見によるエラーのリスクも低減し、見逃す可能性のある有用なインサイトを明らかにするのに役立ちます。たとえば、データに関する質問への回答の担当者が「顧客離れの要因は?」といった質問に答える場合、往々にしてその分析はあらかじめ考えられた仮説群に制約されることになります。「データの説明を見る」機能はデータセットのすべての側面を自動的に評価するため、誰もが隠れたインサイトを明らかにすることができます。この機能は、専門家しか持ち得ない高度な統計手法を使用して、人間のスキルとデータに対する固有の理解を強化します。

「JLL では、数千人もの従業員が毎日 Tableau を使用することで、データを見て理解しています。セルフサービス分析の進化により、データに関してさらに多くの質問を誰もが行えるようになっており、関心をインサイトへと変えています。「データの説明を見る」機能は大きな変革をもたらすことが予想されます。これは、ガイド付きの分析を提供するものであり、人々が適切な質問をして迅速にインサイトを得るのに役立ちます」と、JLL のグローバル BI CoE ディレクター、Simon Beaumont 氏は述べています。「「データの説明を見る」機能により、データに関する知識レベルを問わず誰もがデータを探索し、「数値を超えて」、「何が」だけでなく「なぜ」を理解することができます。これこそ、誰もがデータを使えるという真の定義です」。

Tableau 2019.3 : NLP 機能の向上、新しいコネクタ、セキュリティの強化
Tableau 2019.3 にアップグレードすると、Tableau の自然言語処理 (NLP) 機能である「データに聞く」機能の新しい利用方法など、多数の新しい製品機能も追加されます。この「データに聞く」の自然言語処理機能が、会社のポータルやイントラネットページに埋め込めるようになりました。これによって、より多くの人が自身の日常業務においてこの機能を利用できるようになり、「先月のシアトルでの売り上げは?」などの平易な言葉でデータに関して質問できます。「データに聞く」機能を埋め込むことができれば、さらに多くの人がデータを操作できるようになります。つまり、組織はビジュアライゼーションを作成できる能力を従業員に提供することになり、従業員は Tableau の分析機能のすべてを使用して、そのビジュアライゼーションをさらに絞り込み、探索することができます。

また、さらなるセキュリティ層として、保存するデータ抽出を暗号化できるようになりました。これにより、Tableau Server でパブリッシュおよび保存されたすべての抽出が暗号化されます。さらに、Tableau はリリースのたびに新たなデータコネクタを追加しています。2019.3 では Databricks 用のネイティブデータコネクタが追加されたため、機械学習とデータサイエンスに Spark を使用しているお客様に利点がもたらされます。[EMEA リリース用]: また、すべての Tableau 製品がイタリア語で利用できるようになりました。

本日の Tableau 2019.3 のリリースにおいて、Tableau は新しいカタログ化機能のセットを提供する Tableau Catalog を発表しました。これは Data Management Add-On に含まれる機能であり、Tableau で使用されるすべてのデータの包括的なビューを提供するため、可視性が向上し、データがさらに見つけやすくなります。また、ビジネスクリティカルな展開の管理と拡張方法をより制御できるようにするために、エンタープライズのお客様のセキュリティ、管理性、スケーラビリティに関する独自のニーズに対応する新しいサービス、Tableau Server Management Add-on をリリースしました。

本日のリリースの詳細、および Tableau 2019.3 へのアップグレードについてはこちらをご覧ください。https://www.tableau.com/ja-jp/products/new-features.

Tableau について
Tableau はお客様がデータを見て理解できるように支援します。Tableau のセルフサービス分析プラットフォームでは、どのようなスキルレベルのユーザーでもデータを使用した作業が可能です。個人や NPO、政府機関、そして Fortune 500 企業まで、世界中の何万にも及ぶお客様が Tableau を使用して迅速にインサイトを取得し、影響力のあるデータドリブンな意思決定を行っています。ぜひ無料トライアル版をお試しください。www.tableau.com/ja-jp/trial からダウンロードできます。